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デザイナーズマンションとは
デザイナーズマンションとは
デザイナーズマンションとは、その名の通り有名なデザイナーや建築家によって設計されたマンションを指し、一般的なマンションよりもよりデザイン性が重視され、個性的な外観、内装、間取りであるところが特徴です。一般的にはコンクリート打ちっぱなしの内装が多く見られますが、物件によってはポップな配色を内壁に施したものや、そのほか様々なコンセプトに基づいた数々のデザインを目にすることができます。それらのコンセプトはデザイナーによって異なり、それぞれ各デザイナーの個性や表現における信念、活動の方向性などによって大きく様子が異なります。
一般的にこれらのマンションはデザインを重視する形で設計され、実用性、居住性などは二の次になるという場合もありますが、近年においては機能性や居住性などについても高水準のシステムが導入される事も少なくなく、最先端の設備を導入する事でこれまでのデザイナーズマンションと差別化が図られるケースも多々見受けられます。
最近ではこうした傾向が一般的となりつつあり、話題のデザイナーズマンションではオール電化などといった最新設備が導入されているのが普通です。これらは、内装の外観上から考慮された一つの演出という意味合いも含め、便利で快適な生活を送るのに役立つものであると言えますが、こうした最新機能、設備を導入することによって分譲、賃貸いずれにおいても家賃が高くなる傾向にあるため、物件によっては易々とそこに住むことのできないような高価格なものも存在します。
デザイナーズマンションの定義について
「デザイナーズマンション」という言葉が普及し始めたのは、1990年代半ばから後半にかけてでした。当時は「次世代の生活の実現」などとしてこうしたものは大いに話題となりましたが、デザイナーズマンションの建設が増加するにつれてこれらの明確な定義は非常に困難なものになってきたと言えます。賃貸や一戸建て、分譲マンションなど住宅におけるあらゆる分野で「デザイナーズ」という言葉が用いられますが、本来であれば実用性と居住性に重きを置いて設計されていたこれらのものを、「デザイン」という新しい観点から捉えることで確立された一分野であると言えます。
普通、「デザイナーズマンション」と言うと建築家やデザイナーのこだわりが反映された特殊なマンションを指しますが、ある建築家は生活動線を第一に考え、もっとも快適でスムーズな暮らしを実現することにこだわり、またある建築家は、斬新で新鮮な構造とインパクト、また芸術性の高い設計と建設を実現することにこだわといったように、建築家・デザイナーによってマンション建設の趣旨が異なってきます。この辺りが「デザイナーズマンション」を定義し難い一つの大きな理由になっていると言えるでしょう。
一般的なイメージとしては、従来の建設よりもデザイン性に富み、時流に合ったデザインや様式を採用している建物全般を「デザイナーズマンション」と指すことができます。明確な定義は各人の主観に頼るところが大きくなるのではないでしょうか。
デザイナーズマンションのメリット
デザイナーズマンションのもっとも大きなメリットは、やはり「充実した暮らしを手に入れられる」といったところではないでしょうか。「家」というのは毎日の生活の基盤ともなる部分です。仕事を終えて帰宅し、くつろぎの一時を自分の好みの素敵な部屋で過ごす。この充実感はほかに代えられないものでしょう。インテリアや家具に凝るのも良いですね。生活空間を自分の自己表現の場として活用することも可能となり、生活スタイルの幅はグンと広がることになります。気心の知れた仲間達と、お洒落な部屋でパーティをしてみるのも良いかも知れませんね。
次に、「快適な暮らしの実現」というメリットを挙げることができます。先にも述べましたが、近年におけるデザイナーズマンションでは最新の設備・機能が充実されている場合が多いため、非常に便利で快適な暮らしを手に入れることができます。生活動線を基本に設計されたものであれば、生活に伴うストレスは大きく軽減されることになるでしょうし、水廻りやキッチンなどに最新の設備が採用されたものであれば、その利用も手入れも非常に手軽で簡単なものとなります。「生活に伴うストレスを減らす」といった意味でも、デザイナーズマンションは非常に合理的かつ理想的な設計をされている場合が多いのです。
やはりデザイナーズマンションも「居住間」であることに変わりはなく、いくらデザイン性に富んだ物件であるとは言え、ワンランク上の快適な生活を実現させることが目的とされます。もちろんそれらを完全に無視し、芸術性や美しさを徹底的に追求するといった方針のものも中にはあるでしょう。自分の好みに応じて、多種多様な物件から自分に合ったものを厳選することができる「選択の幅」も、デザイナーズマンションの一つのメリットであると言えるかも知れません。
デザイナーズマンションのデメリット
デザイナーズマンションは個性的なものが多いため、メリットと同時にやはりデメリットも生まれてきます。たとえば「外観を一目で気に入ったけど、いざ住んでみると住み心地が良くなかった」といったような失敗をする可能性も高くなってしまいます。そのため、部屋選びの際は、一般的な物件探しの時よりも余計に注意を払う必要があると言えます。実際の暮らしを頭の中でシミュレーションするのはなかなか難しいものです。実際に住んでみないと気付けない点もたくさんあるでしょう。そうしたリスクはデザイナーズマンションの一つのデメリットであると言えます。失敗をしないためにも、より慎重に部屋選びをする必要があるというわけです。
もう一つデメリットして挙げられるのは、「個性的なものであるがゆえ資産価値が低下する危険がある」という事です。もともと芸術性を重視し、文化遺産としての価値のみに焦点を合わせた建物ならばいざ知らず、資産として運用していくべき不動産の資産価値が低下するというのは、建物としては致命的なリスクであると言えるでしょう。もちろん全てのデザイナーズマンションがこれに当てはまるとは言えませんが、一般的にはデザインが奇抜になればなるほどこの可能性は高まっていくと考えられます。そのため、そこで生活する充実感を得ることが目的であるならまだしも、それを資産として運用していこうとなるとある程度のリスクを負わなければならなくなります。
デザイナーズマンション人気の秘密
デザイナーズマンションに入居しようとしても、空き部屋がなくてなかなかそれを実現することのできない場合は多いようです。何故デザイナーズマンションはこんなにも人気があるのでしょうか?これには流行が大きく関係していると言えます。どのようなシーンにおいても言えることなのですが、一つの分野においてその文化度が洗練されてくると人々は視覚や聴覚などダイレクトに直感を得られるものを求めたがります。居住環境や生活システムが充実した昨今、多くの人が感覚的な要素を生活に取り入れたいと願うのは当然のことなのかも知れませんね。加えて、単なる「新しもの好き」ではなく、機能・性能面において非常に高い水準で設計されているものも多く、感覚的な面と機能的な面の両方を兼ねた実用的かつ合理的な物件も度々目にします。こうした合理性が、デザイナーズマンションが人気を得る大きな理由であると言えるでしょう。
以前は、「デザイナーズマンション」というと「特殊な人達」が利用するようなものでした。社会的ステータスとして活用される場合や、またタレントや歌手といった芸能人がデザイナーズマンションに住むといったことも一つの話題作りとして利用されることも度々ありましたが、最近では家賃なども以前と比較して格段にリーズナブルになりました。誰にでも手の届く現実的で理想的な住まいという事で、デザイナーズマンションブーム再燃も不思議なことではないかもしれませんね。